「メヒコ・アミーゴ(Mexico Amigo)」「メヒコ・アミーゴ(Mexico Amigo)」

「シェリト・リンド」を歌ってアミーゴになろう

今回のメヒコ・アミーゴは、在広島メキシコ合衆国名誉領事 広島グアナファト親善協会会長を努められております金井 誠太様にお話を伺いました

最近の、広島とメキシコ、そして広島県とグアナファト州(マツダ㈱メキシコ工場の所在地)の交流の深まりを、大変喜んでいます。
メキシコと日本の歴史的な繋がりはかなり古く、1609年、千葉県沖で難破したメキシコ船の乗組員を当地の村人が救出し、翌年、徳川家康が仕立てた船でメキシコに送り届けた、とあります。その後も両国は、極めて友好的で対等な関係を継続し発展させてきました。そして今日も、メキシコは有数の親日国です。
メキシコの今の人口は、日本とほぼ同じ約1億3千万人です。しかし平均年齢は30歳で、47歳の日本よりずっと若い。そのせいか、人々は大変陽気で、何かにつけて賑やかに歌ったり踊ったりするのが大好きです。余りハメを外すことがなくなった、現代の日本人から見ると、羨ましく思えるほどです。
メキシコ音楽を代表するマリアッチ楽団の定番曲の一つに「シェリト・リンド」(Cielito=空・素敵なもの、 Lindo=かわいい)があります。19世紀末に作られた曲ですが、メキシコでは第二の国歌と言われるほど愛唱されており、誰かが歌い始めると、すぐに全員が肩を抱き合って大合唱になります。
美しい女性への恋心を歌った、明るく、ちょっと切ない曲です。途中の「アイ・アイ・アイ・アイ、カンタ・イ・ノ・ヨレス」というサビのところは、きっと皆さんもおなじみのメロディです。「アイ・アイ」は囃子言葉ですが、「カンタ・イ・ノ・ヨレス」は、canta=歌う、y=英語のand、no=英語のno、llores=泣く、つまり「泣くのはよそう、歌おうよ」。
シェリト・リンドをメキシコ人と一緒に歌えば(実はサビからしか歌えないメキシコ人も多いのですが)、すぐに「アミーゴ=友達」です。広島県民としては、これからさらに機会が増えるメキシコの五輪選手団との交流の場で、せめてサビのところだけでも大きな声で一緒に歌って、彼ら彼女らとアミーゴになりましょう。なお、シェリト・リンドの歌詞や演奏例は、インターネットでみつけられます。


在広島メキシコ合衆国名誉領事 広島グアナファト親善協会会長 金井 誠太

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